VirtualBox 5 CentOS 7 |
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Linuxやる必要が生じてきたので、今回はCentOS使ってみます。
CentOS は有償版の Red Hat Enterprise Linux( RHEL ) のソースコードをもとに無償で利用できるようにしたLinuxディストリビューション。 RHELとの互換性を目標としている。
CentOSの対極に位置するものに Ubuntu がある。こちらは、Debian GNU/Linux の流れをくむ。
筆者が使用しているデスクトップPC( ホストOS )は Windows 7 Professional SP1 だが、このOSに仮想マシンをインストールするには Virtual PC VirtualBox VMware Workstation Player の3つの手段がある。
CentOS 7 のインストール OSの保存先変更 ロック解除 ネットワーク設定 半角⇔全角 CUIを起動
VirtualBox の場合は、CentOS 7 をインストールできた。手順を以下に示す。
1.CentOS 7 のISOイメージをダウンロード Download CentOSページ内のDVD ISOボタンをクリックし、Actual Country - 以下の複数のミラーサイトのいずれかを選択して CentOS 7 のISOイメージをダウンロードする。
2.VitualBoxのインストーラーをダウンロード VirtualBoxページ内にあるリンク先ページからインストーラーをダウンロードする。 ホストOSが Windows 7 Professional SP1 のため Windows hosts がダウンロード対象となる。
3.VitualBoxのインストール インストール手順については悩むところはないだろう。
4.Oracle VM Virtual Box マネージャを起動して、仮想マシンを作成 まず新規ボタンをクリックすると以下の画面が表示されるので仮想マシンの設定を行っていく。ほぼデフォルト設定である。
1500MBに変更した。
5.ISOイメージを指定 CentOS 7 はISOイメージを使用してインストールするため、使用するISOファイルを光学ドライブにマウントする。 まず下記の画像にある光学ドライブをクリックし、表示されたプルダウンメニューの中の、「ディスクイメージを選択...」をクリックし、対象のISOイメージを選択する。
選択すると以下のようになる。
6.必要に応じてホストキーの変更 ゲストOSとホストOS間でマウスカーソルのキャプチャー切り替えを行う場合の入力キーを指定する。デフォルトで Right Ctrl だが キーボードによっては Right Ctrl がない場合があるので、その場合はホストキーを変更する。
ファイルメニューの「環境設定...」をクリックし、以下の画像のように設定する。
7.仮想マシンを起動 起動ボタンをクリックして仮想マシンを起動する。
8.メディアをテストして CentOS 7 をインストール Test this media & install CentOS 7 を選択し、Enter キーを押下するとメディアをテストして、問題なければインストールが開始される。
9.言語の指定 日本語を選択して、続行をクリックする。
10.インストール先 インストール先をクリックする。
デバイスをクリックして選択し、完了をクリックする。
11.ソフトウェアの選択 インストールの概要画面でソフトウェアの選択をクリックするとソフトウェアの選択画面が表示される。
ここではCentOSのベース環境を選択する。今回はとりあえずデスクトップ環境で構築することにする。 デスクトップ環境は「GNOME Desktop」と「KDE Plasma Workspaces」から選ぶことができるが「GNOME Desktop」を選択することにする。 アドオンについては必要に応じてチェックするが、開発ツールはチェックしておくほうがいいらしい。
12.インストールの開始 インストール可能な状態になったらインストールの開始ボタンがクリックできるようになるので、クリックしてインストールを開始する。
13.ユーザーの設定 インストール中に管理者権限を持つrootユーザーのパスワードの設定および一般ユーザーの作成を行う。
設定を行うと下記のようになる。
14.再起動 インストールが完了すると、再起動ボタンが表示されるので、再起動する。
15.ライセンスの承認 起動すると、ライセンスの承認を求められる。
1 と入力してEnterを押下
2 と入力してEnterを押下。これでライセンスに同意したことになる。
q と入力してEnter押下
yes と入力してEnterを押下すると、アカウント入力画面が表示される。
16.サインインおよび初期設定 あらかじめ作成した一般ユーザーのパスワードを入力して、サインインすると初期設定画面が表示される。
重要なのはキーボード入力の設定。日本語がデフォルトで選択されているが、かな漢字が入力できなくなるので、下記のように日本語(かな漢字)に変更する。
設定が完了すると CentOS のデスクトップが表示される。
17.CentOSの起動順番を変更 CentOSのインストールが完了後はHDDから起動するように設定変更する。
作成した仮想マシン名上で右クリックし、プルダウンメニューの「設定」をクリックする。
システムをクリックして表示される画面上で起動順序を変更する。↑↓で順番を変更できる。
仮想マシンはOS丸ごと保存することになるためディスク容量を圧迫する。 作成済みの仮想マシンを別ドライブに移動する方法を記載する。
1.仮想マシンを停止する 仮想マシンが起動中の場合は停止する。 右上にあるをクリックするとウィンドウが表示されるので、電源停止ボタンをクリックして電源オフする。
2.VirtualBoxから仮想マシンを除去 VirtualBoxから仮想マシンを除去する。作成した仮想マシン名上で右クリックし、プルダウンメニューの「除去」をクリックする。
表示されたウィンドウの除去のみをクリックする。すべてのファイルを削除をクリックすると仮想マシンのすべてのファイルごと削除されるので注意すること。
3.ファイルを移動 すべてのファイルを移動する。デフォルトで VirtualBox VMs フォルダ配下に作成されているので、フォルダごと移動する。
4.仮想マシンを追加 仮想マシンメニューをクリックして、「追加」をクリックする。移動先フォルダ内の XXXX.vbox ファイルを選択する。ファイル名は仮想マシン名である。
5.仮想マシンの作成先のデフォルトフォルダを変更 仮想マシンの作成先のデフォルトフォルダを変更する。今後、仮想マシンを新規作成する場合に作成先のフォルダが別々になってしまうのであわせておく。 ファイルメニューをクリックして表示されるプルダウンメニューの「環境設定」をクリックする。 デフォルトの仮想マシンフォルダーのパスを変更する。
デフォルト設定で5分間無操作状態が続くとロックされる。
ロック画面上でマウスクリックした状態でカーソルを下から上に移動すると( ドラックする感じ )サインイン画面が表示される。
ネットワーク設定についてはVirtualBox Maniaを参考にするとよさげ。
なお仮想マシン側の設定も必要。アプリケーションメニューの「システムツールの設定」をクリック。
ネットワークをクリックする。
右上をオンに変更する。
または、右上の▼をクリックして PCI Ethernet を接続済みに変更しても可能。
ただし、この設定変更は仮想マシンを再起動するとオフに戻ってしまう。 一般的な方法であるかは定かでないが、管理者権限を持つユーザーでネットワーク関連の設定ファイルである ifcfg を修正することでシステム起動時にネットワーク接続できるようになる。
Windows でいうところのエクスプローラーは、CentOS 7 の場所メニューの「コンピュータ」をクリックすると起動する。
ifcfgファイルは次のディレクトリにあるので探して起動する。なおフォルダ名に部分一致する文字をキーボード入力することで絞込みができる。
/etc/sysconfig/network-scripts
ifcfgファイルは使用中のネットワークデバイス名が末尾についている。 ネットワークデバイス名を確認するには $ ifconfig コマンドを使用する。コマンドを実行する方法は、シェルを起動参照。
キーボード入力で半角文字と全角文字とを切り替えるには Windowsキー + Space で行う。
WindowsでいうところのコマンドプロンプトをCentOSで使用する方法を示す。 アプリケーションメニューの「ユーティリティ」に端末というアイコンがあるのでこれを起動する。