■NxPulleyJointDesc クラス

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滑車ジョイントを設定します。

変数名	有効値	初期値	説明
pulley[2]	単位ベクトル	Zero	NxVec3 クラス。 ワールド座標系で設定した２つの滑車の座標。
distance	( 0 〜 inf )	0.0	NxReal 型。 ２つの滑車とアクターとのそれぞれの距離の合計値。注意を参照してください。
stiffness	( 0.0 〜 1.0 )	1	NxReal 型。
ratio	( 0 〜 inf )	1	NxReal 型。
flags		0	NxReal 型。 NxPulleyJointFlag 列挙型の組み合わせ。
motor			NxMotorDesc クラス。

関数名	説明
setToDefault	初期値を設定します。
isValid

このジョイントは２つのアクターを２つの滑車を経由して連結します。 図の青い直線部分の長さの合計値が NxPulleyJointDesc::distance で設定した値となります。 青い直線部分の長さの合計値は常に一定になります。

このクラスは NxJointDesc クラスから追加機能を継承します。

   NxScene* m_pNxScene;
   NxActor* m_pActorBox0;
   NxActor* m_pActorBox1;
   NxPulleyJointDesc pulleyDesc;

   // アクターを設定
   pulleyDesc.actor[0] = m_pActorBox0;
   pulleyDesc.actor[1] = m_pActorBox1;

   //アンカーポイントをローカル座標系で設定
   pulleyDesc.localAnchor[0] = NxVec3( 0, 0, 0 );
   pulleyDesc.localAnchor[1] = NxVec3( 0, 0, 0 );

   pulleyDesc.pulley[0] = NxVec3( -5, 10, 40 );    // ワールド空間上での滑車位置
   pulleyDesc.pulley[1] = NxVec3(  5, 10, 40 );    // ワールド空間上での滑車位置

   pulleyDesc.distance = 10;                       // ２つある滑車とそれに連結する２つのアクターとの間の距離の合計値.この値が常に一定になるように調整される.

   // アクター同士で衝突判定を発生させる
   pulleyDesc.jointFlags |= NX_JF_COLLISION_ENABLED;

   m_pNxScene->createJoint(pulleyDesc);

ヘッダー	NxPulleyJointDesc.h

NxJointDesc