■ボリュームテクスチャーでDDSファイル作成 Prev  Top  Next
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今回はボリュームテクスチャーをDDSファイルで作成する方法を解説します。プログラミング関連ページで既に説明済みですが、CGページを新しく作成したのでこちらに移動しました。 ですので、新ネタではないです。あしからず。

まずボリュームテクスチャーってなに?ってところから解説します。通常のテクスチャーは幅と高さを持ちます。 ボリュームテクスチャーはこれに奥行きを追加したテクスチャーです。 まあイメージとしては、複数の2Dテクスチャーを重ねたようなものでしょうか。 それぞれの奥行きのテクスチャーは線形合成によりブレンドされてレンダリングされます。 したがってフォグや爆発などの特殊効果のアニメーションに効力を発揮します。


では次に、ボリュームテクスチャーの作成方法です。

ボリュームテクスチャーは、DDSファイルを作成するときと同じで「DirectX Texture Tool」を使用します。
1.まずキーフレームの画像を用意します。
  

2.次に作成した複数の画像ファイルをまとめてボリュームテクスチャーを作成します。DirectX SDK の中にある「DirectX Texture Tool」というツールを使用します。 ツールがあるパスは"DirectX SDKがインストールされたルートパス/Utilities/Bin/x86/DxTex.exe"です。DirectX SDKのバージョンによってパスが変更される場合があるので見つからないときは、自分で探してください(ツールがないってことはないよな)。

3.起動しました。「File」メニューをクリックし、「New Texture」をクリックします。

4.「New Texture」画面が表示されます。「Texture Type」で「Standard Texture」がチェックされているので「Volume Texture」をチェックします。
テクスチャーの解像度を設定します。「Width」でテクスチャーの横のサイズ、「Height」でテクスチャーの縦のサイズです。1で作成した画像の解像度と同じに設定してください。
次に「Volume Depth」で使用するキーフレーム画像の枚数を設定します。1で作成したテクスチャーの枚数を設定してください。
あとミップマップを使用する場合は「MipMap Levels」を変更します。
最後に「OK」をクリックしてください。

5.新規でテクスチャーが作成されました。

6.画像ファイルと取り込みます。「File」メニューをクリックし、「Open Onto This Surface」をクリックします。ダイアログが表示されるので1枚目の画像ファイルのパスを指定します。

7.次にボリュームテクスチャーの奥行きを切り替えます。「View」メニューをクリックし、「Higher Volume Slice」をクリックします。

8.奥行きを切り替えたところに画像ファイルと取り込みます。「File」メニューをクリックし、「Open Onto This Surface」をクリックします。ダイアログが表示されるので2枚目の画像ファイルのパスを指定します。

9.あとは7、8を繰り返してすべての画像を設定します。

10.最後に合成したイメージをDDSファイルに保存します。「File」メニューをクリックし、「Safe As」をクリックします。ダイアログが表示されるのでファイル名を設定し保存してください。


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