VirtualBox 5
 CentOS 7

■CentOS で CUI Prev Top Next
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Web系において、不特定多数のクライアントからの同時アクセスを処理する場合、Webサーバーのメモリ使用量は可能な限り少ないほうがいい。
したがって大規模Webシステムを構築する場合、WebサーバーのOSはGUIを使用するWindowsではなくCUIを使用するLinuxの方がいいということになる。

ということなので、CUIで起動方法を示す。なおGNOMEデスクトップ環境がインストールされている前提とする。


1.「端末」を起動する
コマンドを実行するために、「端末」を起動する。

2.コマンド実行
下記のコマンドを実行する。

$ systemctl disable gdm

なお gdm は、ディスプレイマネージャのひとつでその目的は、ユーザに対してログイン画面を表示し、ログインに成功したら、XサーバーとXクライアントを起動することである。
資格Zineによると、ディストリビューションの種類によって使われるディスプレイマネージャが変わるので注意する。
CenOS 7 の場合、リンク先の表1にあるように GNOME, KDE であれば、gdmがディスプレイマネージャとして使用される。

3.管理者権限のユーザーのパスワードを入力
管理者権限のユーザーのパスワードが求められるので、入力する。

4.再起動
再起動すると、CUIで起動する。


ちなみに有効なディスプレイマネージャを確認するには、下記のコマンドでサービス一覧を表示して確認できる。

$ systemctl list-unit-files

gdm.service   enabled となっていれば gdmディスプレイマネージャが有効となっている。
なおすべてのサービスが一度に表示されるわけではないようで、キーボードの↓キーを押下してスクロールしないと表示されない。
またqキーを押下することでコマンドが終了されることに注意する。


メモリの使用量を比較してみた。


予断だが、X Window System については、LinuxのCUIとGUI、デスクトップ環境を理解しようが詳しい。


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