VirtualBox 5
 CentOS 7
 Eclipse 4.5 Mars

■Eclipse で C++ の開発環境を構築 Prev Top Next
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今回は、CentOS 上でC++を使用してプログラム開発を行うためにIDEのひとつである Eclipse をセットアップする。
Eclipseは使えないといううわさを聞いたので、そのための検証目的である。

1.Eclipse本体のダウンロード
Pleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグインの「Pleiades All in One ダウンロード」はWindows版のため使用できないため、
本家からC++版をダウンロードする。

ダウンロードしたファイルは /home/user/ダウンロード に保存される。なおuserはCentOSへのログインユーザー。

2.圧縮ファイルを解凍
TAR 形式+GZIP 形式 なので tar zxvf コマンドを使用して解凍する。

$ cd /home/user/ダウンロード
$ tar zxvf eclipse-cpp-mars-2-linux-gtk-x86_64.tar.gz

3.日本語パッケージをダウンロード
日本語パッケージはPleiades - Eclipse プラグイン日本語化プラグインの「Pleiades プラグイン・ダウンロード」からダウンロードし、解凍する。

こちらは.zip形式なので、unzipコマンドを使用して解凍する。

$ cd /home/user/ダウンロード
$ unzip pleiades_1.6.0.zip

4.解凍した日本語パッケージをeclipse本体に上書き
解凍した日本語パッケージをeclipse本体に上書きする。

5.日本語化する
解凍したeclipseフォルダ内に eclipse.ini というファイルがあるので開く。

以下を最後の行に追加して保存する。

-Xverify:none
-javaagent:plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

6.Eclipseを起動
解凍したフォルダ内に eclipse というファイルがあるので起動する。

7.プロジェクトの作成
適当にプロジェクトを作成する。今回はSample01というプロジェクトを作成する。

8.main()関数のあるcppファイルを作成
main.cppを作成してコーディング。

---main.cpp---

#include <iostream>

int main(){
   std::cout << "test" << "std::endl;
}
9.コンパイルの準備
Visual Studio と違って、実行ファイルを作成するための事前作業を行う必要がある。
まず「プロジェクト・エクスプローラー」上の「実行」の「実行の構成」を右クリックする。
 ※プロジェクト・エクスプローラーが表示されていない場合は、「ウィンドウ」メニューの「ビューの表示」の「プロジェクト・エクスプローラー」をクリックすると表示される。
次に、「C/C++ アプリケーション」上で右クリックし、「新規」をクリックする。
いったん閉じて、虫アイコンをクリックして、デバックする。

再度、「実行構成」画面を表示して、「C/C++ アプリケーション」に作成された実行ファイルのフルパスを入力して「実行」ボタンをクリックする。

10.実行
コンソールにtestと表示されれば成功である。


ウィンドウを使用しない CUI 系の開発環境は以上。
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